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大人のにきび

■大人の二キビの原因

 大人のニキビは、睡眠不足や食生活の乱れなどの不規則な生活、便秘などの体調不良、ストレス、長時間のメイク、生理前の女牲ホルモンバランスの変化などが原因となります。その意味で、大人のニキビは生活習慣に対する体からの警告だといえます。

 午後11時から午前2時ごろまでは、新しい皮膚がつくられる時間帯です。遅くても午後12時前には就寝するように心掛けましょう。これは、ニキビだけではなく、アトピー性皮膚炎などの皮膚病の方にも当てはまります。また、ストレスがあると副腎からのステロイドホルモンの分泌が活発になり、男性ホルモンの生成も増えてしまいます。男性ホルモンは皮脂腺を刺激するため、皮脂を大量に分泌します。ストレスを上手に発散していく事も大切です。

 快食・快眠・快便は、昔から健康維持の基本です。特に、体内に毒素を溜め込む便秘はニキビには大敵です。繊維食品や腸内環境を整える乳酸菌製剤などの活用も有効です。 西洋医学では、外用の抗菌・抗炎症剤と内服の抗生物質、ビタミン剤で、ニキビ治療をするのが一般的です。これは局所的な対症療法ですが、漢方はニキビができやすい体質自体を変えるように治療します。

■漢方によるニキビの考え方 

  漢方では、体内で発生した余分な熱(炎症)が皮膚に影響を与え、そこに外界からの熱(風熱)の刺激が加わると、にきびができると考えます。また体の内部のバランスが崩れ、血熱・湿熱・痰湿などの病邪が体表部を犯すことでニキビが発生します。そのため、体内のどこに熱がこもっているかを見極め、その熱を取り除いたり、余分な熱が発生しないように体のバランスを整えるといった治療が必要です。

■大人のニキビタイプ別治療法

 (1)風熱型赤みを伴い、皮膚が盛り上がり、額・眉間・頬に多く発生します。できる場所が移動し、次から次へと新しいにきびができてきます風熱ですから、赤みがあり熱を持って痛みや痒みがあります。食欲旺盛な人や青春型の若者に多いのが特徴です。

 (2)肝鬱化火型症状は、できはじめはそんなでもなく、だんだん赤みを帯びてきて 熱感がだんだんと出てくる特徴があります。にきびの大きさも、小さいものから大きなものまであり、先端に膿を持ちます。できる部位は、こめかみ・頬・胸・背中などにできやすくなります。 女性は、月経前に胸が硬く張ったり痛んだりします。

 (3)肝胆湿熱型比較的イライラすることが多くなります。赤みや熱感があり顔の下半分にできやすいのが特徴です。皮膚から盛り上がり先端が膿んでしまいます。女性では、日頃からおりものが多く、黄色や臭いがきつくなるのが特徴です。

 (4)脾胃湿熱型赤みや熱感があります。できる部位は、口のまわりから顎にかけてできます。先端は膿んだりします。湿熱ですから皮膚から盛り上がります。その他の特徴として、食欲旺盛・不眠傾向・口内炎・下痢軟便傾向などの症状が特徴です。

 (5)脾肺気虚型おとなしいにきびとして症状が出ます。色が薄く、皮膚の色と変わらないにきびです。熱感もなく痒みもありません。身体的特徴として、疲れやすい、風邪をひき易い、食べることにムラがあります。

 (6)痰湿型できるにきびは、皮膚と同じ色です。場所も移動せず、皮膚から盛り上がり体調によって大きさに変化あり疲れたりすると大きなにきびになります。熱感や痒みもなく頬から額にかけてできるのが特徴です。

 (7)気血両虚型赤みはなく色が薄く、褐色に近いものがある。場所も移動せず、大きさも常に変わらず、熱感も痒みも無いのが特徴です。

 (8)お血型にきびが治った後に、皮膚の色が赤紫色になります。色素沈着して残ったこの状態は、中医学では「お血」と呼びます。これは、いろいろな原因で、血の流れが停滞し「血お」となるためです。しみなどもこのお血型です。単独で存在することはなく他の要因もあるのでそちらの治療も同時に行います。「気滞血お」「気虚血お」「痰お互結型」があります。

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